前回は、人気の毎月分配型について「5年間分配金をもらい続けると8割の投資家が元金を減らしている」と報告しました。
将来の為の貯金のはずが、元金が減っているという事は、この投信の仕組みをよく理解していない為です。では、「投資信託のあり方」はどうあるべきなのでしょうか。資産運用の先進国アメリカでは、個人の投資家は必ずマネープランを立てて資産運用をしています。
以下に例を挙げます。
①現在28歳で、7年後の35歳にはマイホームの頭金600万円を貯めたい。
②現在32歳のOLで、33年後の65歳までに3000万円貯めたい。
③30歳で子供が生まれたので子供の18年後の進学資金として800万円貯めたい。
④65歳の男性は15年後の80歳をゴールに3000万円を貯めたい。
ゴールを明確に設定することで、効率的に目標達成できる投資(ファンド)の選択肢がずいぶん絞れてきます。
次回は「ファンドに元本保証はありません」「投資可能な金額を見極めよう」です。