前回までで、査定、CFなど基礎的な重要要素はすべてクリアした前提で、詳細に入って行きます。
まず今回は、道路のチェックです。
賃貸の場合、借りる方は前面道路が私道か公道かはあまり重視されませんが、貸す側は売買と同じでよく確認しておかなければなりません。
では、なぜその確認が必要かともうしますと、
テレビ、NETなどのインフラ引込に問題が出てきます。
例えば下記図の土地に物件がある場合、
私道持分の皆様に承諾を頂けなければ、ケーブルTVの配線、光ファイバーが引込できません。
ではそれが具体的にどんな問題になるかと申しますと、
(例)
特に最近の分譲戸建てなどは、最初はTVアンテナが無く(オプションな為)、オーナーさんがCATVに加入してTVを視聴していた。
地デジアンテナ等を建てるのは費用がかかるので、賃貸人の方に『この建物はTVアンテナないですよ、自分でCATVに加入してくださいね』と賃貸人の方に引渡したあと、
賃貸人様から後日、大家さん私道持分の方の承諾が得られずCATVに加入できない。テレビを見る事ができません!!何とかしてくださいとなる訳です。
つきまして、物件前面道路が私道の場合は、
1.あらかじめ地デジアンテナをつけて置く。
2.光ファイバーの引込が可能かどうかについても自分が大丈夫だったから、入居者さんも大丈夫ですとなどと、確実に確認も取らずに、余計な事は言わない。必ず、NTT等に確認が取れた上で返答する。
以上、余計な出費を抑える為に気を付けましょう。