10月10日の日経新聞朝刊に不良債権「予備軍」44兆円という見出しが大きく載っておりました。
これは、日銀の調査でわかった。リーマンショック(08年)後の中小企業金融円滑化法(返済猶予法)の導入で不良債権化はしていないが、経済改善が遅れている企業が多いことを裏付けた。
つまり、不良債権予備軍が相当数にのぼっているということです。これはこの先のことを考えると要注意の信号です。それでなくても復興国債を含めて、やがて1000兆円にもなろうかという日本の国債問題と少子高齢化問題、目を海外にむければ円高で企業の空洞化が問題になっています。
これは、不動産の下がる前ぶれか?企業債務整理や企業再生が忙しくなりそうです。
西村 利彦
不良債権「予備軍」44兆円
2011年10月11日