「デットクロスを知らずして賃貸経営をするなかれ」と、大家さん税理士が著書の中で注意を促しております。家賃収入が減って、年数が経過する頃、急に税金の支払いが増えて翌年には住民税はじめ国民健康保険等の社会保険が一斉に上がって銀行ローン返済にも困ってしまうという現象が発生します。
さてどうしてこの様な事態になるのでしょうか?
具体例でデットクロス現象を説明致します。
建物本体は以下の条件とします。
- RC耐用年数47年
- 減価償却は定額法
- 建物付属設備15年
- 減価償却は定率法
この物件の借入金3億円、返済期間30年金利3%というケースの場合、借入金3億円、返済期間30年金利3%となります。過去にこういうケースは多くありました。建物付属設備は15年経過すると償却が終了します。つまりゼロになります。銀行借入返済(元利均等払い)も15年経過すると金利の支払いが減ってきます。
このゼロと少なくなることが重なり、課税価格が上がった結果、税金は増えていくのです。
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