●オリンピック景気に頼らない賃貸経営を

アベノミクスの３本目の矢という成長戦略に加えてオリンピック東京開催という第４の矢が決定したことは、私達に極めて大きな夢と希望を与えてくれました。

７年後のオリンピック開催に向けた経済波及効果は３兆円から１０兆円と、エコノミストの予想も様々ですが、このオリンピック開催で若年層の雇用促進に大いに弾みがつきそうです。なんといっても１５年続いたデフレからの脱却に期待が膨らみます。

さて、オリンピックによる経済波及効果が「どの程度大家さんへ及ぶのか」ですが、統計的な裏付けはないものの、海外や地方から東京へ流入する人口が増えることが予想されますので、一時的な入居率は改善されていくと思われます。

一方、来年は消費税８％、再来年は１０％という増税が待ち構えております。この難関を突破する為には個人の所得アップがぜひとも必要です。給料がどのくらい増えるのかと大家さんのみならず大変気になるところです。

大切なのは行政に頼らない賃貸経営をしていくことです。そこで経営見直しのヒントを差し上げたいと思います。それは「若い女性が住んでみたいと思うような雰囲気のすまいになっているか」というのがヒントです。娘さんがいらっしゃる大家さん、ぜひ一度聞いてみて下さい。これこそ賃貸経営の要諦です。お試し下さい。