先月の続きです。
今回はモデルケールを参考にご自身の損益計算書をつくってみましょう。
モデルケースでは資産の85%が不動産です。
運用は適正に行われているでしょうか。診断してみて下さい。
分析
損益シートからマンションの7年後の利回りが2.2%も落ちている事がわかります。
新築当時の利回り5.4%でこの資産を売却すると売却価格は8925万(※)となり、
6000万以上の損失になります。家賃の下落率が想定より大きかったこと、経費率が大きい事が原因でしょう。
借入利率が低くなっている現在、金融機関に返済期間の延長(5~6年)と金利の交渉をする必要があります。
このマンションを売却して、もっと収益率の良い資産に買い替えるという方法もあります。
いずれにしてもこのケースでは個人の青色申告から法人へ移行してもっと節税を図るべきです。
(※)資産価値(V)=実質収入(NOI)÷取得時価格
V=482万円÷V15000万円