・固定資産税のチェックをしてください。
6月に入って固定資産税の納付書が送付されてきました。今年は3年に一度の評価替えの行われる年です。固定資産税額が変わっている可能性がありますので、昨年度の納税通知書と比較をしてみましょう。税額が大幅に増えたなど疑問がある場合は都税事務所の窓口に問い合わせて下さい。
・相続税概算の算出
さて、この固定資産税の納付書から相続税の概算を算出することが出来ます。これは不動産の一物四価を利用して算出する方法です。
□公示価格=国が定めた基準価格で毎年3月下旬に示されます。‥‥国土交通省
□公示価格の80%=相続税評価額‥‥国税庁
□公示価格の70%=固定資産税評価額‥‥地方自治体
□公示価格の1.1~1.2倍位=実勢価格‥‥市場での取引価格
【土地の場合】
手順:①納付書の「土地の所在」欄の「価格」と書いてある金額の一番高い数値が固定資産税評価額です。
手順:②固定資産税÷0.7=公示価格を求めます。
手順:③公示価格×0.8=相続税評価額 (路線価評価額)
【建物の場合】‥賃貸アパート・マンション
手順:①納付書の「家屋の所在」欄の「価格」が建物の評価額です。
手順:②建物評価額×(1-0.3(借家割合))×賃貸割合=建物相続税評価額です。
以上が相続税評価額の概算数値となります。お試し下さい。