~不動産市況の概要~
2年近くに及ぶコロナ禍による経済的な打撃は大きく、早期回復は難しい状況にあります。コロナ禍を追い風にして業績を伸ばした企業・業種はあるものの、人々の外出制限による経済活動の停滞の影響は少なくありません。特に個人や中小企業に与えた影響は大きく、給与所得や売上げの減少が目立ち将来への不安から、個人の生活防衛への動きは依然として強いと言えます。
住宅、不動産全体の市況は、昨年秋頃から住宅需要の一服感とこれまで続いて来た価格の上昇基調が鈍化し、東京都心の中古の高級マンションや商業地価は下落に転じ始めました。オフィス・店舗の空室率の上昇や、テレワークの普及・ネット経由の販売方式の拡大がその背景にあり、賃料の穏やかな低下がみられます。住宅用地は別として、少しずつではありますが、全体傾向としては「売り手市場から買い手への転換期」を迎えつつあるものと考えられます。但し、超低金利下においても、希少性のある一部の不動産は、依然として高値水準を維持しています。
セミナー内容を詳しくお伝えしたいのですが、紙面の都合からそれぞれの最新の不動産市場動向を一言でお伝えいたします。
1.住宅市場・・・・減速傾向が鮮明に
2.賃貸市場・・・・賃料は弱含みに
3.投資市場・・・・富裕層・法人を中心に取得意欲は旺盛
4.地価の動き・・・都心商業地の地価下落が始まった
5.金融環境・・・・目立った変化はないが、不透明感が出てきた
6.経済環境・・・・二極化が進行している
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