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建物維持管理の必要性

2023年6月19日


※この記事はにしむら新聞2023年5月号に掲載された内容となります

建築物や付随する設備等は、老朽化や消耗によって、本来の性能が低下するなどの変化を生じます。このような状態を放置していると、建築物の耐久性や安全性に著しい障害をきたして、思わぬ災害が発生する原因になる可能性があります。常日頃から適切な維持保全に努めることは、災害を未然防止するうえで、欠くことはできません。

日常的な点検による維持保全の例

階段
・避難の障害となる物が積まれていないか。
・火災の原因となるような物が置かれていないか。

廊下等の避難経路 
・避難経路に避難の障害となる物が置かれていないか。
・道路までの避難経路がきちんと確保されているか。

防火扉
・防火扉が自動的に閉まるように、ドアクローザーが機能しているか。
・防火扉の開閉に障害となる物が置かれていないか。

外壁や広告看板等の落下
・外壁、看板等にひび割れ、剥がれ、錆等がないか。

排煙窓
・開放装置の操作方法等を把握しているか。

非常用の照明装置
・充電モニタは正常か。
・紐を引いて照明がつくか。

「気付かなかった」「忘れていた」といったことであっても、事故や災害が発生した際は、責任を問われる場合があるため、注意が必要です。

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