現在、巷では毎月分配型が大変人気になっています。毎月配当金は年金の足しにしたり、自分や孫の月々の小遣いとして使うことが出来るので大変重宝がられているのです。本当にそうでしょうか?
よく考えてみますと、
①毎月分配型(アクティブ)はインデックスに比較して運用が劣っている。
②しかも、換金の度に手数料3%位を支払う。
③分配金(譲渡益)に対して税金20.315%(住民税を含)を支払っている。
ということを考えると、よほど大きなリターンを生む特殊なファンドでないと支払いできないはず。そこで実態をさらに探ってみたところ、意外にも「毎月分配金を5年間もらい続けると、8割の投資家が買った基準価格を下回る」つまり当初の元金を減らしてしまっているのです。従って「窓口ですすめられた投資信託は絶対買ってはいけない」という本の意味が理解できたのです。次回は、本来の投資信託のあり方や、どこで安全確実な投資信託をどのように選んで購入できるかということについて報告します。