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繁忙期対策で不況を乗り切る!

2010年12月5日


・三方よしの精神

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

先月お伝えしました通り、目下の賃貸市場は悪化の傾向にあります。そこで本年の繁忙期には一気に空室問題を解消しなければなりません。特にワンルームの場合、供給過多で空室が多くなっていますので、その対策は急務です。具体的には以下の通りです。

①商品であるお部屋はもちろん、共用部分やごみ置場等をきれいに清掃して下さい。

②物件は必ずインターネットに掲載して下さい。また6大サイトの中で現在何番目にランクされているか、ということも確認して下さい。その結果によっては家賃見直しが必要になって参ります。

③モデルルーム化をします。例えば、レースのカーテンを取付けしたり、照明器具、テーブルなどを置いてみるとお部屋が引き立ちます。

④特に老朽化が目立つお部屋などはリノベーションを行い、生まれ変わったお部屋を見て頂く様にします。

以上のように対策をして頂くと、良いお客様をご紹介できます。

デフレ不況の現状は、先の見えない迷路の如しです。しかし、このような大変厳しい時代こそ、姑息な手段を用いず、正々堂々と業務に邁進していかねばならないと思います。その良い例が、近江商人です。近江商人は、『三方よし』を商いの極意とし地道に財を築いた商人です。『三方よし』とは売り手の自分だけが得をすればよいのではなく、商品の買い手にとっても、社会にとってもよい結果となる取引が商いの真髄だとする経営哲学です。利益追求に走りがちな昨今、近江商人の精神には改めて考えさせられるものがあります。

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