今現在、高層マンションの固定資産税は専有面積が同じであれば、建物の階数を問わず同じとなっています。
しかし、タワーマンションの市場価格を見てみると高層階になるほど眺望の良さなどを理由に相対的に高くなる傾向があるため、高層階は増税する一方、低層階は減税することになります。
これに対して政府は高層階になるほど固定資産税を増税させる案を2017年度の税制改正にて検討を進めているようです。ただし、マンション一棟にかかる固定資産税の総額は変わらないため、高層階になるほど増税し、低層階になるほど減税するようです。適用対象は20階建て以上のマンションになるようなので、実際に施行されることになったら、売買の際はこれも視野に入れなければなりませんね。
田井中 章
税制の見直し
2016年10月22日