西村不動産販売スタッフブログ

黒部 大一

人生儀礼と死者儀礼

2011年7月15日


日本人が人生の節目にお寺や神社のお参りして、神仏に感謝し手を合わせることを「人生儀礼」と呼ぶそうです。不思議なことに生きているうちの儀礼と亡くなってからの儀礼がとてもよく似ています。たとえば、赤ん坊が生まれると「お七夜」が行われますが、人が亡くなってからの最初の法事は初七日です。次に「お食い初め」は百日目ですが、亡き人では「百ケ日」の法事が営まれます。そして七五三・十三参りの行事は、三回忌・七回忌・十三回忌と対応しています。また、産湯は死者の湯灌(ユカン)と、産着(ウブギ)は死に装束(ショウゾク)と、命名は戒名と対応しています。このことから、私たちの祖先は生と死を別なものとして考えるのではなく、死は新たな生のスタートであると受けとめていたと思えてなりません。(ぶっきょうスクールより)

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